Case study
導入事例
特別養護老人ホーム
合掌苑桂寮
東京都町田市にある特別養護老人ホーム 合掌苑桂寮様。合掌苑は、戦後、僧侶であった初代理事長により創設された、仏教の精神に基づき、慈しみと優しさに徹し高齢者を敬い尊ぶことを大切にしてきた法人である。コメットケアの本稼動開始してから約8カ月、現在の使用状況や使用感、改善希望点などを伺った。
記録を取る意味を考え直す機会に
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きっかけはお客様との接する時間をもっと確保したいという想いからでした。
各職種の記録が共有できれば他の記録を生かしたケアもできます。
もともと業務の流れに「記録」の時間が含まれていました。
お客様を3つのグループに分け、それぞれ「午前」「午後」「夜勤」というスタッフ(シフト)があり、その各シフトに30分~1時間の記録の時間がありました。
3グループ×3シフト×30分~1時間、つまり毎日4時間半~9時間が記録に使われており、その時間、スタッフはパソコンの前に座らなければなりませんでした。
スタッフはそれぞれ1階は3人くらい、2階ショートは3人くらい、重度のフロアは5,6人配置しており、それぞれ、そこから1人抜けるのは本当に大きかったです。 -
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システム化は理事長の意向によるものでした。
2012年9月検討プロジェクトが立ち上げられ、まず「記録とは」について考えることから始めました。
システム化の検討を、記録を取ることを見直し、記録を取る意味を考え直す機会にしました。
手書きだからこそ書ける、そこの話をしないと、IT化することによって効率化はされても、質が向上することに繋がらないと思いました。
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プロジェクトで検討したこと
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●記録をしただけではなく、記録を見る側がどう捉えるかという客観性(統一性)
●帳票を取り出したときに分かりやすい記録(人により情報量・内容が異なる)
●シフト業務で他のスタッフへ伝えるとき、もっと細かな内容を伝え合う方法
ボタンを選択していくだけで記録が完了
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記録を行う「項目」の選択、現在の記録の精査、記録での定型文の需要、運用イメージを順に検討していった結果、「コメットケア」が最も自分たちに運用しやすいというところにたどり着きました。
非常勤のスタッフはコメントを残すことが少なかったため、ボタンで操作しやすく、記録項目を辿っていけばいいんですと言えば伝えやすかったです。
ボタンを選択していくだけで記録が完了していく仕組みは、とても使い易くまた記録項目も施設内で統一できるメリットは、「コメットケア」のコンセプトのひとつでもありました。最終決定は、2012年12月。その後、2013年2~3月に練習期間を設けました。
この期間は練習だったため、お客様名をダミーの名前に設定したせいで具体的にイメージできず記録への抵抗感が出てしまい、あまり有効には働きませんでしたが、4月の本格導入時には大きな混乱もなく流れにのせることができました。
しかし、日誌に載せる記録/載せない記録の意識の統一という点では唯一悩みどころでした。
今後の課題
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「コメットケア」の利用のおかげで、ちょっとした空き時間に記録が行えるようになり、記録の意味を考えて記録が行えるようになりました。
今後の「コメットケア」への要望は「ショートステイ」での使い易さの向上、ケアプランとの連携の向上を期待しています。
特別養護老人ホーム
合掌苑桂寮-
東京都町田市金森1075-1
TEL 042-799-2144
http://www.gsen.or.jp開設 1993年12月1日 施設入所定員 80名
コメットケア導入時期 |
2013年4月(コメットケアver.2) |
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システム導入状況 |
サーバー×1台、ノートパソコン×5台、iPad×10台 |
介護記録システム『コメットケア』の導入対象となる施設
- 介護付き有料老人ホーム(特定施設)
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
- グループホーム
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- デイサービス(通所)
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